Robi2 - ロビ2:音声認識2足歩行ロボに顔認識・英会話が追加
歩行 | ○ |
声認識 | ○ |
顔認識 | ○ |
タッチセンサー | × |
人感センサー | ○ |
サイズ | 高34cm x 幅15cm |
重量 | 約1kg |
電源 | 充電、ACアダプタ** |
バッテリー稼働時間 | 約15分 |
充電時間 | 約1時間 |
価格 | 約20万円 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
**充電器に接続しながらでも使用できます
世界で15万台を超える大ヒットロボット「ロビ」のバージョンアップ版が Robi2 - ロビ2です。
動きについてはほぼ違いはありませんが、画像認識能力と会話力が大幅に向上しています。
カメラでの認識機能が向上!顔認識も可能に
ロビ2では新たに株式会社テラプローブの画像認識技術が使用されています。これにより、
- 家族の顔を10人まで記憶
- 顔の位置の追跡
- 笑顔を検出して自動で写真撮影(ニコロビシャッター)
- 動いているものを検出
ということが可能になりました。初代ロビでは周囲の形状の検知まででしたので、大きく違いますね。
画像認識機能についての動画がありますので、紹介します。
絵本の認識
専用の絵本を認識して朗読してくれます。
笑顔を認識して自動で写真撮影
人の表情や、笑顔を認識できます。笑顔を認識すると写真を撮影してくれます。
家族の顔を記憶して応答
認識・記憶した顔と、覚えさせた家族の名前とを結びつけることが可能なので、相手ごとに違う対応をしてくれます。これは画期的ですよね!
Robi2 - ロビ2の動作
ロビ2の動きは初代ロビとそれほど変わりません。2足歩行の様子などは「ロビ」の記事に掲載していますので、そちらをご覧ください。
ここでは、ロビ2が別売りの乗り物、ロビライドに乗っているところをご紹介します。
自分で乗り降りして、運転もする。このバランスの制御がすごいですよね。そして相変わらずかわいい。
ここで使用している乗り物「ロビライド」は別売りですのでご注意。
英会話も加わって、対応できる会話は3000種類!
初代ロビの認識できる言葉は200でした。ロビ2は500以上の単語を基にしたフレーズ認識が可能になりました。フレーズ認識なので長い発話であっても認識して返答することができます。これはレイトロン社のチップを採用することで実現されました。(レイトロン社では同チップを使った「Chapit - チャピット」を販売しています。)
さらに、会話の種類はおよそ3000種類と、大幅にアップデートされています。
英会話機能も加わったので、大幅追加になったという面もありますね。
相棒ロボットのQ-boと会話
ロビ2は相棒ロボットのQ-boとセットです。Q-boの役割を一言で説明するのは難しいのですが、会話や付属品の認識を助けてくれるものです。Q-boが無くてもロビ2は 楽しめるのですが、英会話や特定のツールを使うときに必要になります。詳しくは以下の動画で。
ロビ2とQ-boはBluetoothでつながっています。
ロビの代名詞、2足歩行
もちろん、初代ロビ同様の2足歩行は健在です。
腰を落とさず歩くSHIN-WALK
腰を落とさずに歩く「SHIN-WALK」。詳しくは「ロビ」のページで解説していますので、そちらをご覧ください。
インターネットに接続しないから安全
ロビ2はこれほど高機能ですが、インターネットへの接続機能はありません。これは安全性の確保のため、ロビ2だけで動作を完結させるためでもあります。
音声を認識して家電などを操作してくれるスマートスピーカーがありますが、以前スマートスピーカーで集められた音声情報が企業のマーケティング調査に使われていることが明らかになりました。
情報が集められたからといって、個人的に被害が発生するわけではありませんが、プライバシー保護の観点からは好ましくありません。もちろん、インターネットに接続すると必ず情報が収集されるというわけではないです。スマートスピーカーでも情報は暗号化されていますし、個人の特定はできないようにデータ加工されるのが普通です。
しかし、情報が送られるというのは気が進まないという人もいます。とくにお子さんのいる家庭では子供のプライバシーは気になるところです。
ロビ2は独立して動くロボット
人工知能(AI)を使う製品の多くは、本体だけではAIによる膨大な処理が難しいのでインターネットを介してサーバーに接続しています。
ロビおよびロビ2はAIを使っていないため、インターネットへの接続もありません。本体だけで完結する、完全に独立したロボットです。
プライバシーの安全性は確保されますし、月額料金なども発生しません。メーカーのサービス終了で利用できなくなるといったこともありません。
ネット接続はありませんが、データの更新・バージョンアップはできるようになっています。「ロビ2のココロ」がマイクロSDカードに書き込まれているのですが、このデータを更新することでアップデートができます。
初代以上に家族に溶け込んだ
やはり画像認識能力の向上がポイントですね。開発者の高橋教授も最大の変化はここだとお話ししています。
顔認識と名前の記憶でより家族に溶け込みますし、写真撮影などの便利な機能も使えるようになりました。
タイマー機能や、誕生日・記念日を覚えて教えてくれるといった便利な機能も豊富にあります。
動きだけなら初代Robiとそれほど変わりませんが、予算が許すならこちらのRobi2のほうがおすすめですよ。
*ロビ2(組立済み完成品)は台数限定!