もっとおりこうダッキー - おしゃべりダッキーが進化!音声認識200語以上の犬型ロボ

もっとおりこうダッキー:
歩行×
声認識
顔認識×
タッチセンサー
人感センサー×
サイズ幅230×高195×奥330mm
重量約1kg
電源単2形乾電池×4、コイン電池×1
バッテリー稼働時間不明
充電時間充電無し
価格約1万7千円
おすすめ度★★★★☆

おはなしロボット玩具の草分け的な存在で、初代ダッキーが発売されたのは2010年ごろです。

そこから、ダッキーバージョン2、おしゃべりダッキー、もっとおはなしダッキーと改良が続き、現段階の最新型がこの「もっとおりこうダッキー」です。
認識できる言葉の数が以前は10語程度だったのに、今回は200語以上と大幅に向上

2万円を切る価格で200語以上認識できるペットロボットが手に入るなら、それだけで損はないです。

ちなみに、ココチモで販売されている「おしゃべりダッキー スター」は、この「おりこうダッキー」のグレードアップ版です。
機能は同じですが、中身の綿、体の毛が特別仕様で、かなり触り心地が良いです。その分1万円以上高くなります。詳しくは「おしゃべりダッキー スター」のページで解説します。

犬型ですが、歩行などの大きな動作はできず成長機能もないので、機能としてはペットロボットというよりはおしゃべりロボットです。

おしゃべり+返答のパターンは3700通り

ダッキーのおしゃべり

バージョンアップの肝は何と言っても音声認識が200語以上になったところです。

例えばロビも音声認識は200語ですが、価格は約15万円。ロビは2足歩行ができるなど動作が高機能なので同列に比べることはできませんが、200語認識は高級機で使われてきた機能レベルだということはお分かりいただけると思います。

そして会話・返答のパターンは3700通りと、これも今までは10万円クラスの高級機で実現されてきたレベルの数です。
ただし、返答のパターンが3700通りというわけではありません。

ダッキーは放っておいても勝手におしゃべりをします。この自動のおしゃべりと、こちらの声に対する反応を合計して3700通りです。
前のモデルは3000通りだったので、700増えましたね。

さらに、おしゃべりのパターンは時間や季節によって変わります

短い期間で、いつも決まった時間に使っていると、「またこの話か」と思うこともありますが、季節が変わると話も変わってきますので、ぜひ長期間可愛がってあげてください。

おはよう・おやすみ設定で、生活リズムを整えてくれる

ダッキーはまず時間設定をしてあげる必要があります。そのうえで、“おはよう”と“おやすみ”の時間を設定します。

そうすると、朝は設定した時間に起きますので、ここで話しかけたり頭をなでたりすると「おはよう」と挨拶をしてくれます。
また夜のおやすみの時間には「ぼくもうねるー。おやすみのあいさつしよう」と声をかけてくれますので、ここで話しかけたりなでてあげたりすると「おやすみ」と言ってスリープに入ります。

起床・就寝の時間を伝えてくれるので、生活リズムを整える助けになります
特にリズムが乱れやすい一人暮らしの環境、子供の部屋などではこのような声掛けは助かります。

また、夜の消し忘れを防げるので電池も節約できます。

日中でも、何もしない時間が続くと“うたた寝”をします。うたた寝中は動作せず、電力の消費が抑えられています。手を握ったり、なでてあげたりすると目を覚まします。

愛らしい動作

大きな動きはできませんが、目と尻尾は動きます。また、首の角度を変えることができます。
やっぱり動いてくれるとより可愛いですね。

目をぱちぱち

目をパチパチしながらお話します。
写真右はまばたき途中で、実際には完全に閉じます。

しっぽをふりふり

とても嬉しいと尻尾もふりふり

なでると喜んでくれる!タッチセンサー搭載

ダッキーはなでてあげると喜びます。また、朝の起床時間やうたた寝中になでてあげると、目を覚まします。
それ以外にも、声掛けの代わりになでてあげることでコミュニケーションをとることができます。

タッチセンサーは頭部と背中に入っていますので、なでるのは頭部か背中ですね。

せっかくのペットロボットなので、やっぱりなでてコミュニケーションがとれるっていのうは大事ですよね。

左右の手(前足)は、スイッチが入っており、手を握ってあげると感知して反応してくれます。

頭部・背中のタッチセンサー、左右の手のスイッチは普段のコミュニケーション以外に、モードの切り替えや、時間などの設定にも使用します。

設定用のスイッチが外から見えてしまうと、可愛さが半減しちゃいますから、タッチセンサーなどで設定できるというのはうれしいです。

頭部のセンサー

頭部のセンサー

背中のセンサー

背中のセンサー

手のセンサー

手のセンサー

お留守番モード・お出かけモードでおしゃべりをコントロール

ダッキーは自動でおしゃべりをするのが特徴で、これがメリットでもありますが、誰もいないところでずっとしゃべっているのは無駄ですし、移動中や移動先でもずっとおしゃべりをされると困ってしまいます。

そこでダッキーにはお留守番モードとお出かけモードがあります。

お留守番モード

左右どちらかの手を約2秒間握り続けると「一緒にお出かけ?お留守番?」と聞いてきます。

ここで同じ手をもう一度握るとお留守番モードに入ります。お留守番モードになるとダッキーは眠って動作しなくなり、あなたの帰りを待ちます。

帰ってきたら、左右どちらかの手を約2秒間握り続けるとお留守番モードが解除され、目を覚まします。

お留守番モードを解除してあげないと翌日の起床時間になっても目覚めてくれません。解除すれば目覚めますので、気づいた時点で解除してあげましょう。

お出かけモード

左右どちらかの手を約2秒間握り続けて、「一緒にお出かけ?お留守番?」と聞いてきたら、今度は握っていた手と反対の手を握ります。こうするとお出かけモードになります。

お出かけモードでは手を握った時だけお話しするので、いきなりしゃべりだして周りに迷惑がかかるということがありません。おりこうさんです。ただし、お出かけモード時のお話は34種類に限定されます。

左右どちらかの手を2秒間にぎり続けるとお出かけモードは解除されます。

家族の呼び方を設定

ダッキーが飼い主のことを何と呼ぶのか、次の10種類の中から選ぶことができます。

  • ママ
  • おかあさん
  • おばあちゃん
  • おねえちゃん
  • おばちゃん
  • パパ
  • おとうさん
  • おじいちゃん
  • おにいちゃん
  • おじちゃん

選べるのは一つだけ、家族によって呼び方を変えるといったこともできません。
さすがに、顔認識センサーがある高級なペットロボット、会話ロボットのように呼称を使い分けることはできませんね。

30曲の歌を収録

次の30曲を歌うことができます。

  • 仰げば尊し
  • 赤い鳥小鳥
  • 雨降り
  • あんたがたどこさ
  • ウサギとカメ
  • おぼろ月夜
  • かごめかごめ
  • かたつむり
  • かもめの水兵さん
  • 金太郎
  • げんこつ山のタヌキさん
  • こいのぼり
  • しょうじょうじのタヌキ囃子
  • ずいずいずっころばし
  • 茶摘み
  • ちょうちょ
  • 通りゃんせ
  • 七つの子
  • ハッピーバースデイ・トゥ・ユー
  • ハト
  • 春が来た
  • 故郷
  • 蛍の光
  • 虫の声
  • むすんでひらいて
  • もみじ
  • 桃太郎
  • ゆりかごのうた

なぞなぞ・記憶ゲームでたのしく脳トレ

なぞなぞと記憶ゲームで、たのしく脳トレができます。

記憶ゲームは、まずダッキーが5つ単語を言うので覚えます。続いて、「○番目に言ったのなぁに?」と聞いてきますので答えましょう。
なぞなぞ、記憶ゲームともにこちらの答えを聞き取り、正解・不正解を判定してくれます。音声認識機能のおかげですね。

すごくたのしい!とまでは言えませんが、おしゃべりしながら脳トレができるので、うれしい機能です。

コストパフォーマンスは抜群

犬型なのに会話する、動作が少ないといったところに不満を感じる方はいると思います。

一方で、200語の音声認識、3700通りの会話・返答パターン、音声認識を利用したゲームといった機能を持つ製品を、2万円を切る価格で入手できるというコストパフォーマンスのよさは光っています。

200語の認識というのは人工知能搭載機に迫るかなり優秀な能力ですので、動作は不要・会話ができれば十分という方におすすめですね。

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